ゴルフ場土地の発見
昭和34年の夏、大谷池地区がゴルフ場に適しているかを、地元ゴルファーや建設省の方に、地元から内海得治郎氏と大村英幸氏が案内し、松永出身の佐藤儀一氏に相談することになる。佐藤氏が帰郷した際、現地調査を実施し、「立派なコースになるからやりなさい」と、松永市・松永商工会議所・地元関係者はゴルフ場建設に踏み切った。
地元建設への熱意、備後地区をあげての協力
コース設計を佐藤儀一氏にお願いし、用地買収予定地を決定。地元が極めて協力的であったことからも、用地買収は順調に進んだ。また、35年1月に地元有志20名が、松永ゴルフ場建設期成同盟会を結成し、備後6市の商工会議所を中心とした有力財界人の協力があって計画は順調に進んだ。
備南観光開発会社の設立
昭和35年10月8日、備南観光開発株式会社創立準備委員会、松永ゴルフ場建設期成同盟会を開催。以降、会社創立総会等を経て、11月17日内海得治郎氏を代表取締役社長とし備南観光開発株式会社の設立に至った。
松永カントリークラブ発足
昭和36年2月16日には松永カントリークラブが発足し、浦上豊理事長が就任した。コースはゴルフ場建設の安達建設を中心に、クラブハウスは清水建設に設計・施工をお願いした。昭和36年10月22日アウトコース9ホールズを開場、昭和37年9月30日にインコース9ホールズを開場し、現在の国際規格に適合する18ホールズのゴルフ場として営業を開始した。
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1959年(昭和34年)
地元の要望を受け、設計者佐藤儀一氏(廣野ゴルフ倶楽部、松永出身)がコースを視察
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1960年(昭和35年)
11月 備南観光開発株式会社を設立
代表取締役社長:内海得治郎 -
1961年(昭和36年)
2月 松永カントリークラブ発足
理事長:浦上豊 副理事長:丸山雷蔵、松本卓臣
10月 アウトコース開場、日本初の水上練習場オープン -
1962年(昭和37年)
9月 関西ゴルフ連盟(KGU)に加盟、承認 インコースオープン
※昭和40年にKGU傘下84クラブを招待し、本開場記念式典を行う。 -
1966年(昭和41年)
11月 第9回中四国ゴルフ選手権大会開催 内田繁プロが67のコースレコードを樹立
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1971年(昭和46年)
5月 中四国ゴルフ連盟(CSGU)インタークラブ決勝大会開催
中部銀次郎選手(下関GC)が67のアマのコースレコードを樹立 -
1974年(昭和49年)
7月 中四国オープン開催、2日間72ホールの熱戦が展開
優勝者:増田光彦プロ 十亀賢二プロが64を樹立 -
1975年(昭和50年)
3月 第3回HTV杯広島女子オープン開催
優勝者:涂阿玉プロ
2位:髙山 由紀子プロ
3位:樋口 久子プロ -
1981年(昭和56年)
10月 クラブ選手権で久保田尹雄氏が66のコースレコードを樹立
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1985年(昭和60年)
6月 関西プロ6月決勝大会開催
小栗正光プロが63のコースレコードを樹立
8月 第1回ミッドサマーオープン開催 優勝者:上野忠美プロ -
1993年(平成5年)
5月 第1回カトキチクイーンズカップ開催
優勝者:木村敏美プロ
2位:井上 裕子プロ
3位:植木征江プロ12月 役員改選
理事長 :松本卓臣
キャプテン:浦上浩 -
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1995年(平成7年)
1月 役員改選
代表取締役社長:浦上浩
キャプテン :丸山洋平 -
1997年(平成9年)
5月 中国ゴルフ連盟(CGU)中国アマチュアゴルフ選手権競技
優勝 谷原秀人選手 於:大山アークCC 以後、3連覇 -
2001年(平成13年)
1月 乗用カート導入
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2002年(平成14年)
4月 ベントグリーンへ改造、使用開始
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2009年(平成21年)
7月 木場本猛プロが59のコースレコードを樹立
於:第25回ミッドサマーオープン -
2010年(平成22年)
7月 第9回世界ジュニアオープンゴルフ選手権
優勝:小西健太選手 於:イギリス ルンディンGC -
2011年(平成23年)
12月 役員改選
代表取締役社長:内海康仁
理事長 :松本茂太郎 -
2012年(平成24年)
9月 18ホール開場50周年記念ゴルフ大会開催
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2013年(平成25年)
4月 広島県アマチュア地区予選開催
10月 中国インタークラブ選手権開催 -
2014年(平成26年)
12月 新乗用カート導入、ナビゲーションシステム導入
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2015年(平成27年)
7月 シニア選手権決勝開催
10月 佐藤儀一先生設計によるゴルフ場の会(A.G.SATOの会)開催(於:宝塚CGC) -
2016年(平成28年)
6月 広島県ミッドシニア・グランドシニア選手権開催
7月 第1回佐藤儀一メモリアルカップ開催
7月 第2回A.G.SATOの会開催(於:当クラブ) -
2021年(令和3年)
12月 役員改選
理事長 :豊田國弘
キャプテン:佐藤卓己